キュナード、運航停止期間の延長と
旅程変更(2021年と2022年の一部)を発表
2020年08月25日・インフォメーション
キュナードは、英国外務・連邦省(FCO)からの指導を受け入れたこと、加えて、ワールド・クルーズには様々な国や大陸を訪れるという複雑さがあることから、各船の運航停止を下記のとおり延長することを決定いたしました。
キュナードのプレジデント、サイモン・ペイルソープからのメッセージ:
「今回の運航停止延長によって影響を受けたゲストの皆様へ対し、大変申し訳なく思っております。また、最新のガイドラインを元に慎重に検討を重ねた結果、現在のスケジュールで再出航することは賢明ではないと判断し、旅程の見直しを行いました。
クイーン・エリザベスは現在英国に戻ってきております。多くの港や国が閉鎖し、見通しが立たない状況が続いているため、誠に残念ですが、2021年に元々予定していた旅程を継続することが現実的ではなくなってしまいました。
そのため運航停止に加え、2021年3月26日~2021年12月13日まで予定していたオーストラリア、アラスカ、春と秋の日本周遊クルーズを中止いたします。
これに代わり、短い日程(3泊~14泊)のサウサンプトン発着、ヨーロッパでの旅程に変更いたします。クイーン・エリザベスは2021年3月末に出航し、コーンウォール沿岸、アイルランド西側、スコットランドを巡ります。アムステルダムに1泊停泊するショートクルーズや、ノルウェーやイベリア半島を含む北欧や南欧へのコースもございます。新しい旅程には地中海クルーズ(7泊~14泊、バルセロナ発着)も含まれ、ゲストの皆様にお楽しみいただけるものと考えております。
また、クイーン・メリー2は、2020年に続き2021年もワールド・クルーズが中止となります。誠に残念ではございますが、2022年には、クイーン・メリー2ならではのワールド・クルーズの実施を予定しております。これは、2022年1月3日~2022年4月3日までの旅程(南米クルーズ含む)に代わって計画しているものです。
見通しが不透明である現在、様々な国からお客様をお迎えし、様々な国や大陸を訪れるという複雑さがワールド・クルーズにはあること、各国や大陸で旅行への規制が更新され続けていることで、今回の決定に至りました。」
※クイーン・エリザベスの新しい旅程は、2020年9月29日よりご予約の受付を開始いたします。
※クイーン・メリー2の2022年ワールド・クルーズは、2020年9月8日よりご予約の受付を開始いたします。詳細は下記の通りです。
- -往路と復路の両方でスエズ運河を通過します。
- -全旅程(世界一周)だけでなく6区間に分け、区間毎にご予約可能となります。
日本のゲストの皆様へ
前述のとおり、キュナードは、クイーン・エリザベスの2021年春と秋の日本発着を中止し、ヨーロッパに配船することを決定いたしました。この決定を受け、キュナードのプレジデント、サイモン・ペイルソープより日本のゲストの皆様へメッセージがございます。
「新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響により、残された乗組員を本国へ帰すため、クイーン・エリザベスはサウサンプトン(英国)に帰港しています。パンデミックがいまなお進展し運航再開を待つ間、船や乗組員には本社のサポートを受けられるように、本社近くに滞在してもらうことが望ましいと考えたからです。さらに、不確実な状況が今後も続くことを考慮し、運航再開に適した条件が整うまで、運用とメンテナンスを円滑に実施できる場所に船を停泊することが適切であると判断いたしました。
安全が確保され、強化した衛生手順が必要な承認及び認定を受け、そして、ゲストの皆様が国境を越えて自由に移動ができるようになった時、そこで初めて運航を再開できると考えております。慎重に検討した結果、年内の出航は賢明ではないと考え、クイーン・エリザベスの運航停止期間を2021年3月25日まで延長することを決定いたしました。
本来のスケジュールでは、クイーン・エリザベスは日本へ向かう前にオーストラリアでの周遊を予定していました。しかし、現在もヨーロッパに停留しているため、日本への配船が現実的に難しくなってしまいました。これらの事情により、2021年に予定されていたオーストラリア、日本、アラスカへの配船を中止し、ヨーロッパ海域へ変更することとなりました。変更後の旅程は2020年9月29日に発表いたします。
クイーン・エリザベスでの船旅を楽しみにしてくださっていた日本のゲストの皆様、特に2020年がキャンセルになったため2021年に振替予約をしてくださった皆様、加えて、クイーン・エリザベスの寄港を心待ちにしてくださった皆様へ、心よりお詫びを申し上げます。日本発着クルーズでクイーン・エリザベスを選んでくださったことを光栄に思います。また、新しいオリンピックの年に、海外からのお客様に日本の魅力的な自然や文化をご紹介できないことも残念に思います。
しかしながら、私どもは2022年にはクイーン・エリザベスの日本発着を再開するという強い決意を持っております。
日本を離れている間、日本にいるお客様を第一に考え、船内サービスや設備の改良に磨きをかけ、さらに洗練させたものとし、ご満足いただけるよう努力いたします。
皆様のご健康とご多幸をお祈りし、遠くない将来、キュナードの船へ皆様をお迎えできることを心よりお待ち申し上げております。」
キュナード プレジデント
サイモン・ペイルソープ